平成28年卆 猪又 拓真

まだ寒さが残る2月25日(土)その寒さを吹き飛ばすような合氣道部のイベントが新橋・新橋亭にて行われた。2000年~2013年13年間にわたり慶應義塾體育會合氣道部部長を担っていただいた高橋郁夫先生が慶應義塾大学を退任されるとのことで、盛大に“高橋前部長感謝の会”が執り行われた。

本会には当部に大変ご尽力いただいた高橋前部長をねぎらおうと、心身統一合氣道 藤平信一師範・現慶應義塾體育會合氣道部部長 佐藤和部長・合気道三田会 國分勘兵衛名誉会長・金子良平会長をはじめとして、50名近くの部関係者が集結した。

50名近い参加者の中には、学生時代高橋先生に直接お世話になった30代~40代の塾員も多く、学生時代の思い出話に溢れ、一種の同窓会のようなアットホームな雰囲気もあり、これだけの人を集めたと考えると、高橋先生のお人柄・当部への尽力がそれだけ大きなものだったのだなと改めて認識する事が出来た。

高橋先生は合氣道を経験しているわけではなかったが、縁あって部長に就任された経緯がある。就任当初は合氣道を理解しようと稽古などにも参加したりなどもされたと聞く。縁あって関わることになった合氣道を通じて、人前で話すときの心構えなど実生活でも役立ったそうだ。

加えて慶應義塾においての體育會の存在感は言わずもがなであり、體育會部長に就任しなければなかったかもしれない慶應義塾内のつながりや合氣道部関係者との出会いは先生のキャリアにも前向きに作用したとお話しいただいた。

いち合気道三田会関係者として、合気道経験者として、縁あって高橋先生が體育會合氣道部の部長に就任頂いたことで、プラスになったこと、體育會・合氣道部・合氣道それぞれにいい思い出が残っている姿を見る事が出来て大変嬉しい思いでいっぱいだった。

会の最後には、僭越ながら筆者がエールを指揮させて頂き、年齢・立場関係なく肩を組み、高橋先生への感謝の思いを胸に、若き血がサラリーマンの聖地・新橋へ響き渡った。

本会を通じて、高橋先生のこれまでの当部への尽力への改めて感謝をさせて頂いたとともに、昨今の情勢により実施出来ていなかったリアルイベントの素晴らしさを再実感する事が出来る素晴らしい会になった。

慶應義塾體育會合氣道にご尽力いただいた、高橋先生の今後の更なるご活躍・ご多幸を記念して本文を締めたいと思う。